作るシーツのタイプが決まったら、次は布の準備です。
ここでは、手軽で作りやすいフラットシーツについてご紹介します。
シーツのタイプは、作りたいのは、どんなタイプ? で説明しています。
布はどのくらい必用?
リネンシーツを作るには、どのくらいの長さが必用なのでしょう?
フラットシーツですと
フラットシーツですと
- 寝具の寸法
- 下に折り込む長さ
- 縫い代
1 寝具の寸法を測る
まず、お手持ちの寝具をはかりましょう。
測るのは、幅・長さ・厚みの3か所です。
ちなみに、一般的な敷布団、マットレスの寸法(cm)は、次のとおりです。
幅
- シングル 100
- セミダブル 120
- ダブル 140
長さ
- 直敷用 210
- ベッド用 200
- マットレス 195
厚さ
- 敷布団 5~10
- マットレス 色々
2 下に折りこむ長さを決める
フラットシーツは、布を寝具の下に折り込んで使います。この折り込む部分の長さを決めましょう。
図でいうと、aの部分です。
b:厚み
c:寝具の寸法
市販品では、15~20cmが多いようです。
長すぎても短すぎても使い勝手がよくないので気を付けましょう。
横幅の場合なら、c+a+a+b+bがシーツの仕上がりサイズになります。
シーツの仕上がり幅と長さの目安は、次のとおりです。(cm)
横幅
- シングル 140~160
- セミダブル 160~180
- ダブル 180~200
長さ
- 直敷用敷布団 250~270
- ベッド用敷布団 240~260
- マットレス 厚みによる
あくまでも目安です。
おつかいの寝具を測って長さを決めることをおすすめします。
3 縫い代の長さを決める
布の切り口は、ほつれないように処理します。一般的には三つ折りで処理され、市販品ですと1.5~2.5㎝巾が多いようです。
1.5巾の場合だと、必要な布は1.5+1.5=3㎝ということになります。
これを先ほどの出来上がり寸法に加えると、必要な生地の長さがでます。
ただし、購入時は少し余裕をもたせて注文することをおすすめします。
理由は、「布を購入する時の注意点」でご説明しています。
必要な長さが決まったら、次は布選びです。
選び方は、好みにより人それぞれかと思いますが、いくつかポイントを挙げます。
おすすめの素材は、リネン(亜麻、フラックス)100%です。
特に寝苦しい夏の夜には、ひんやりとしたリネン100%のシーツが最高です。
リネンの特徴
手作りなら、買うと高いリネンのシーツを材料費だけで作ることができてお得です。
ワンランク上の生地を使ってみるのも、ハンドメイドならではの楽しみです。
我が家では、初めてリネンシーツを使った時からその心地よさに魅了されてしまい、手作りで更新を繰り返しながら、もう10年以上のお付き合いになりました。
布の耳(はしっこ)を活用すれば、図のように裁断した2か所を縫うだけでシーツが完成するからです。
残念ながら、リネン100%ならなんでもOKではありません。
同じリネンでも、糸や織りかたで微妙に肌触りが違います。
これまでの経験では、糸が細くて織りが粗い生地は、満足度が低くなりがちと感じています。必ずしも値段に比例しているとは言い切れないのですが、ある程度上質の生地を選んだほうが、シーツ寿命が長く後々の満足度も高いように思います。
もちろん、これは私の主観で好みです(^^;)
シーツ用の布を、いきなり何メートルも買うのは不安だと思いますので、まずは枕カバーのような小物で試してみてはいかがでしょう? 私も最初はシーツ1枚分で試し、納得したうえで1反(25mくらい)購入しました。
ショップによっては、布見本を取り寄せできるところもあります。
自分好みの納得できる布で、満足のいく1枚を作れるといいですね。
理由は、「布を購入する時の注意点」でご説明しています。
どんな布を選べばいい?
手作りシーツにおすすめの素材
リネンの原料 フラックス |
特に寝苦しい夏の夜には、ひんやりとしたリネン100%のシーツが最高です。
リネンの特徴
- ひんやりとした肌触り
- シャリシャリしていて汗ばんでもべとつかない
- 乾燥がはやい
- 汚れ落ちがよい
- 丈夫
手作りなら、買うと高いリネンのシーツを材料費だけで作ることができてお得です。
ワンランク上の生地を使ってみるのも、ハンドメイドならではの楽しみです。
我が家では、初めてリネンシーツを使った時からその心地よさに魅了されてしまい、手作りで更新を繰り返しながら、もう10年以上のお付き合いになりました。
上手に布を選べば作業効率がよくなる
シーツの出来上がり幅と布幅が同じくらいの布を選ぶと、簡単にフラットシーツがつくれます。布の耳(はしっこ)を活用すれば、図のように裁断した2か所を縫うだけでシーツが完成するからです。
作業が簡単になりますし、縫い代が2か所のみでよいので布の節約にもなります。
布幅は、出来上がり寸法に近ければ、さほど神経質にならなくてもよいかと思います。
少しくらい長かろうが短かろうが、布団の下に敷き込んでしまえば見えません。ざっくり作ってもそれなりに使える応用力の高さが、フラットシーツの良さのひとつだと思うのです。
布幅は、出来上がり寸法に近ければ、さほど神経質にならなくてもよいかと思います。
少しくらい長かろうが短かろうが、布団の下に敷き込んでしまえば見えません。ざっくり作ってもそれなりに使える応用力の高さが、フラットシーツの良さのひとつだと思うのです。
布を購入する時の注意点
フラックスの畑 |
上質な生地を選ぼう
注意点1つめは、生地の質です。
同じリネンでも、糸や織りかたで微妙に肌触りが違います。
これまでの経験では、糸が細くて織りが粗い生地は、満足度が低くなりがちと感じています。必ずしも値段に比例しているとは言い切れないのですが、ある程度上質の生地を選んだほうが、シーツ寿命が長く後々の満足度も高いように思います。
もちろん、これは私の主観で好みです(^^;)
シーツ用の布を、いきなり何メートルも買うのは不安だと思いますので、まずは枕カバーのような小物で試してみてはいかがでしょう? 私も最初はシーツ1枚分で試し、納得したうえで1反(25mくらい)購入しました。
ショップによっては、布見本を取り寄せできるところもあります。
自分好みの納得できる布で、満足のいく1枚を作れるといいですね。
余裕をもって購入しよう
注意点ふたつめは、余裕をもって生地を購入することです。
必要な長さぴったりで購入すれば、無駄がなくて良さそうですが、布の切り口が斜めになっていることもあります。また、麻は水をくぐらせると縮みます。最近では、水通し不要とうたわれているリネン生地もあるものの、全く縮まないわけではありません。
布は、ある程度余分に購入しておくほうが安心かと思います。 ご参考までに、過去の苦い経験です。
リネンシーツ手作り初心者のころはまった落とし穴
天然素材は、作りはじめる前に水通し(地直し)をするのが一般的です。
APUHOUSE FABRICさんのページで、水通し・地直しについてわかりやすく説明されています。
※ページの真ん中あたりです。スミマセン、うまくリンクできません。
フラットシーツに限っては、この作業を省くのもありかもしれません。
実際に水通し無しで作った方のブログを見ると、お洗濯後の縮みは、そんなに気にならない程度なんだとか。ざっくり作ってもそれなりに使えるフラットシーツですから、これもありでしょう。
麻は、縮みやすい素材と言われています。
ボックスシーツのようにサイズ感が重要なものは、あらかじめ水通しを行ったほうが安心できそうです。
布は、ある程度余分に購入しておくほうが安心かと思います。 ご参考までに、過去の苦い経験です。
リネンシーツ手作り初心者のころはまった落とし穴
水通し・地直しって必要?
天然素材は、作りはじめる前に水通し(地直し)をするのが一般的です。
APUHOUSE FABRICさんのページで、水通し・地直しについてわかりやすく説明されています。
※ページの真ん中あたりです。スミマセン、うまくリンクできません。
フラットシーツに限っては、この作業を省くのもありかもしれません。
実際に水通し無しで作った方のブログを見ると、お洗濯後の縮みは、そんなに気にならない程度なんだとか。ざっくり作ってもそれなりに使えるフラットシーツですから、これもありでしょう。
麻は、縮みやすい素材と言われています。
ボックスシーツのようにサイズ感が重要なものは、あらかじめ水通しを行ったほうが安心できそうです。